笑顔で花を咲かせることで、自分も周りも幸せになれる

「置かれた場所で咲きなさい」という本をご存知ですか？初版1万部で刊行され、発売当初2カ月で35万部も売れたそうです。
著者はカトリックの修道女会を母体とする、ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さん。
  置かれた場所で咲く。これは、つらい境遇を嘆くのではなく、今の場所が自分の居場所であることを受け止めて、笑顔で花を咲かせることで、自分も周りも幸せになれる――といった意味だそうです。

渡辺さんは36歳という異例の若さで、ノートルダム清心女子大学の学長に...就任。1984年、マザー・テレサが来日した際には通訳を務めたことで知られています。
  「つらい日々も、笑える日々につながっている」
  社会の閉塞感や、経済の不調など、現代社会に生きる人々の心に、希望を絶やさず他人の幸せを祈り続けた著者の生き方が、多くの読者を惹きつけている理由なのかもしれません。