Uターンでいちばん困ること
今週のお題「ふるさと・夏」
お盆です。お盆といえば帰省、生まれ育ったふるさとに帰って、お墓参り?骨休め?久しぶりに会う家族や親しい友人と談笑、花火、宴会でしょうか。
先日、おつきあいのあるとある会社のご子息と久しぶりに会いました。夏期休暇を利用して実家に帰ってきていたのです。そろそろ就活という年頃の彼に「どんな会社に就職したいの?」と聞くと「IT関係!」と即答でした。続いて「やっぱり東京の方で就職するの?こっちに帰ってきて就職するの?」と聞いてみると「う~ん。悩んでいるんですよね~」と腕を組み首をかしげながら苦しそうに答えていました。
彼いわく「大学は、学びたいものが今通ってる首都圏の大学にあったので、お父さんの反対を押し切って(笑)行ったんだけど、その先の就職となると、あっち(首都圏)にもこっち(金沢)にもある。う~~ん」とのこと。
学生として首都圏や都会に出て、卒業後、就職するのはやはり卒業した学校の近隣でしょうか?はたまた、自身の育った出身地でしょうか?
内閣府が行った世論調査によると、都市部に住む人のうち、「農山漁村地域に定住してみたいという願望がある」と答えた人の割合は約32%で、前回調査(2005年)と比較すると約11ポイントも増えました。
年齢別では20代がもっとも高く約29%の人が、願望があると答えています。一方、もっとも低かったのは70歳以上で、願望があると答えたのは約23%で した。
私は「石川県のような日本海側の不便な田舎(失礼!)に好きこのんで就職しようという都会の大学生なんかいるんだろうか。若い人はやっぱり都会の方がいいんじゃないか」と思っていましたが、最近はそうではないようです。
先述の彼も「金沢に帰ってきたい」方らしく、少しお父さんの会社を当て込んでいたようですが(笑)お父さんは社長として「縁故では雇わん」ということで、そもそも、ご子息の希望するIT企業ではなかったりで・・・
東京の方には、多くの上場企業の本社があり、メディアなどでも名前が知れているけれど、地元・金沢では、どんな企業があって、どんな仕事が待っているのか、いまひとつ情報が少なく「よし!ここを目指すぞ!」という目標が立てにくい、というのが彼の言い分でした。
私は「IT企業を目指すのなら、ITを駆使して自力で探して・・・」と無責任なことを言ってはみましたが(笑)、都会の企業に比べると確かに情報不足(?)なのは否めません。
でもよくよく考えると、情報不足だから首都圏?
それとも、自分の素直な気持ちで首都圏?
彼は”自分の素直な気持ちで、地元石川県のIT企業に就職したい!”らしいのですが、なにしろ首都圏の学校に通うため首都圏近郊に住んでいて、話を聞くも、OB訪問するも近所だそうで、それが「う~~~ん」につながっているようです。
「就職最前線 powered by LifeLine」は、そんな悩める若者の一助になれるよう今日も明日も明後日も努力していきたいと考えています。
都会で学んだ優秀な素質をもった若者が働ける石川県の企業、ありますよ(笑)
写真で見ても、けっこう都会じゃないですか?(笑)